食べるものが、ない?!

薬に依存させない薬剤師、そして
健康を食事でサポートする健康指導師の山田です。
皆さんは、ある日突然、
食べるものが制限されてしまったら、
どんな気持ちになりますか?
そして、その時に、
どんな判断や行動をとりますか?
これは、子供の食物アレルギーの奮闘記のスタートでした。
永田先生は、当時すでに著書が何冊もある、
食事法では有名な先生でした。
主にアトピーの患者さんが全国から診察を受けにきていました。
アレルギー症状が改善している人は何人もいましたが、
食事を制限することに納得ができず途中でやめてしまう人や、
そもそも最初から『無理に決まっている』と
試すことすらしない人もいましたね。
うちの息子も見てもらいと、
やはり食事を制限しないといけないって言われちゃいました。
小麦、卵、牛乳、大豆はダメ、
なんと主食である米まで、しばらくたべさせないようにということで、
一瞬、途方に暮れました(笑)。
アレルギーというもののほとんどは、
偏って取りすぎたものによって症状が現れてくるのです。
それと併せて日本人の腸は、
食べ続けてきたものに合わせて進化してきているので、
カロリーも高いものには適していないのです。
特に食べ物の中のたんぱく質に反応してアレルギーが出ているそうです。
一般的にコメの成分は炭水化物と教わってきていますが、
実は、お米の中には数%のたんぱく質がっ含まれています。
通常であれば全く反応する量ではないのですが、
現代食の油の摂取量の増加や、
高タンパク質の食材の摂取に伴って、
このごく微量のたんぱく質にすら体が反応するようになってしまったそうです。
これがうちの子が小麦でアレルギーが出た理由なのです。
『アレルギーが発症するのは、
アレルゲン(原因物質)が体の中でオーバーフローしてしまったときに起こってしまう症状なので、
食べ方と食べる量をコントロールするだけで解決できるのです。』と当時、
永田先生は言っていました。
生まれて半年しか経っていない息子にとっては、
彼がまだお腹の中にいたときに女房が食べていたものが彼のほうにも溜まってしまって、
どうもそれが原因になったらしいんですね。
女房だけではなく、
自分のもっと気を付けてあげるべきだったと反省しました。
とにかく、芋と魚と野菜で暮らすことに決めました。
息子をなんとか守って上げたい一心でした。
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食べること、食事をすることは、
人間にとっては大切な喜びの時間なのですが、
それが、いきなり制限付きになってしまう。
この瞬間から、『生きる為に食べる』ことのレッスンが始まりました。
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